浄水器の重要な比較ポイントはフィルターの種類

浄水器の基本的なしくみは、水道水を浄化する時に不純物を取り除くことができるフィルターを通過させるという「ろ過」ができる構造となっています。これは高い山に降り注いだ雨水が地下に浸透していく時に地層という天然のフィルターを通過していき、ふもとで綺麗な湧き水として吹き出すという現象とほぼ同じ原理です。つまり、長い年月をかけて水を浄化させることをフィルターを利用して短時間で実現するというのが浄水器というわけです。フィルターを通すことで不純物が取り除かれてニオイも軽減することができます。

そのフィルターには活性炭を利用したものと、きわめて細い筒状の繊維を撚り合わせて作られた膜(中空糸膜)を利用するもの、より性能が高い逆浸透膜というとに大別することができます。活性炭は多くの方がご存知の通り、多数の孔を保つ活性炭の構造によって不純物をそれに付着させて取り除くという仕組みであり、中空糸膜は水の分子は通過できるものの不純物は通さないという仕組みによって水を浄化させます。活性炭と中空糸膜を比較すると、取り除くことのできる物質が微妙に異なるためどちらが優れているかを断定することは難しく、両方ともに現在販売されている浄水器に採用されています。カードリッジによってはこの両方を組み合われたタイプも少なくありません。

また逆浸透膜は前述の2つと比較するとかなり高価ですが、浄化性能は圧倒的に優れています。海水から真水を取り出すためにも使用されているほどの性能ですが、綺麗な水を得るために捨てる水も多くなります。価格と使用目的を比較検討し、自宅に必要なタイプの浄水器はどのようなタイプなのかを調べてから購入することをおすすめします。綺麗な水で美味しく安全な生活を手に入れましょう。

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